6月のアンネのバラ
アンネのバラの花は終わり、現在は枝やシュートを伸ばしています。
アンネのバラが一番生長するときですから、肥料分をきらしてはなりません。
梅雨時期に、雨によって肥料が分解して、
溶け吸収され元気のよい株からはシュートが出てきます。
このシュートがこれからの花の咲き具合に大変大切です。
梅雨の合間で、天気が続きく時は潅水して、生育を助けてやります。
肥 料
秋まで元気よく育てるためには、今月には肥料を切らしてはなりません。
化成肥料を一株につき、1回につき30グラム位ずつ、株間にばらまいて浅く
3㎝ぐらいすき込みます。また混合肥料50グラムを月に3回ぐらい、
また水肥を週に2回、3リットルでもよい。一度に多量与えないことです。
剪 定
花が咲いたら、早めに切ります。その場合、葉のすぐ上で、
5枚葉を2~3枚以上残して切ります。写真参照
太いシュートが出て、つぼみが先に見えてきたら(30㎝~50㎝)
先を5㎝位で折ります。この時、葉の付け根よりも下で折ります。(剪定は上ですが)
若く赤くみずみずしい枝を折ると水分が失われ、枝の先が1㎝以上しなびてしまいます。
つぎに出てくる枝が曲がったり、出なかったりします。
思い切って少し太めのところで折って下さい。その方がよい枝が出ます。
潅 水
肥料を分解させるために、梅雨までは週に1~2回、
梅雨に雨が少ないようだとしっかりと与えます。
その時最低でもバケツ一杯は与えて下さい。
木が小さい時は少しの水でも根に届きますが、地表面だけを濡らす程度では、
細い根が地表面に集まり、乾燥で根が傷みます。
移 植
行いません。
薬剤散布
●病 害
ウドンコ病(4月参照)、黒点病(5月参照)の予防をして下さい。
●害 虫
5月参照
かみ切り虫の幼虫が活動を始めます。よく観察して下さい。
また成虫を見つけたら捕殺します。朝早く見ると枝にとまっていることがよくあります。
除 草
梅雨にはたくさんはえてきます。こまめに抜きとりましょう。
バラの世話12か月