アンネの庭のバラはまだ少し花が残っています。西宮は霜が降りるほど寒くないからです。寒くなるにつれしだいに落葉していきます。弱っていたり、病気の場合は、早く落葉します。
1月と2月は春のバラを美しく咲かせるために重要な月です。心を込めて世話をしましょう。必ず応えてくれます。
大苗の植え込み時期でもあります。
肥 料
元肥を与えます。今月中もしくは2月の初めまでには施し終えます。教会では2月の初頭に剪定をしますが、いつもその時に与えています。おそくなると肥料が残り、花に悪い影響を与えます。
肥料は、骨粉、油粕、それぞれ300グラム、溶成リン肥200グラムを混合し(配合肥料でもよい)ピートモスや腐葉土をバケツ一杯と混ぜて、株から40センチ位離した所に溝を掘り、堀りあげた土と混合して埋めるか、株間にばらまいて軽く5センチ位にすき込みます。
BSE問題で骨粉が近年店頭から消えています。最近は骨粉入りの油粕が売られています。とても便利です。<参考 株)トヨチュー>また、バラ専用の肥料がハイポネックスジャパンが販売しています。使用しましたが成績は良かったです。
剪 定
1月中旬になれば行えます。
春に良い花を望むなら正しい剪定が不可欠です。昨年の春一番の枝で切ります。それより古い枝で剪定すると芽が出ません。昨年の春一番の枝を良く見定めて下さい。皮が赤く、いかにもみずみずしい色をしています。
葉の付け根に必ず芽がありますが、(ほとんど春一番の枝の葉は落葉している)赤く丸い充実した芽を2〜3個残して芽が伸びている方向に対して平行に5ミリ位上で剪定します。よくばってたくさん芽を残すよりも少なくして太い枝を育てた方が良い花が咲きます。またあまり枝の下の方で切らないように。切るとき芽の方向にも気をつけて外に向いてるのを一番上に残しましょう。
元気の良いバラは、芽がたくさん伸びて来るので必ず芽欠きが必要です。
剪定した切り口に墨を塗っておくと髄を食べる虫がきません。また来年の剪定の時、春一番の枝がどれかがすぐに見分けがつきます。 剪定例
潅 水
ほとんど必要ありません。
移 植
行えます。
バラが3年以上植えてあった所や、ガンシュ病やネマトーダ等の被害を受けていた場合は、60センチぐらい掘り返し土を新しいものと変えます。
病気がない場合も穴を掘り、古いバラの根を除き、ピートモス等の有機質を、バケツ一杯と、油かす、骨粉を300グラム、溶性リン肥400グラム、硫酸カリ20グラム、草木灰300グラム(上記の肥料を参考)をほりあげた土と混ぜながら穴に戻す。
植え方
まず軽く剪定をします。そして根を切らぬよう株の周囲を大きく掘って抜きます。根に土を付ける必要はありません。
病気の根や枯れた根を切り捨てて下さい。渇かさないように水につけ、用意した植え床に根を広げて植えます。
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